後方彼氏面ってどんな人?
後方で腕を組み「立派になったな」の顔。ここまで見てきた自負がある。
後ろのほうで腕を組み、心のなかで「成長したな」とつぶやいているあなたは、現場では「後方彼氏面」と呼ばれています。本人はまったく悪い気はしていません。
後方彼氏面の現場
入場は整番が呼ばれる頃にのんびりと。向かうのは後方の壁際か、段差の上の見晴らしのいい場所です。開場前の物販の並び具合から、今日の盛り上がりを測るのも楽しみのひとつ。腕を組んで照明が落ちるのを待ち、1 曲目から静かに口元がゆるみます。跳ぶことはありませんが、新曲の構成や振りの変化、立ち位置の改善は見落としません。ここまで見てきた人にだけ分かる進歩を確認するのが、後方の楽しみです。対バンの転換ではフロアの顔ぶれを眺め、知らないファンが増えているのを確認するだけで十分です。終演後は余韻のまま物販を眺め、声をかけるなら「今日よかった」の一言で足ります。帰り道に短い感想を SNS に流すまでが、彼氏面の流儀です。
気をつけたいこと
後方の定位置は眺めがいい分、通路や出入口と重なりやすい場所です。人の出入りを塞がない位置を選ぶと、あなた自身も肘が当たらず快適です。腕組みのまま大きく揺れると、後ろの人の視界をさらに遮ることがあるので、位置を固定しておくのが彼氏面流の気づかいです。そして「最近のファンは」という話は、求められたときだけで十分。昔と今を両方知っている目は宝物ですが、今の楽しみ方をけなさないのが、胸を張れる彼氏面の条件です。
もっと楽しむなら
周年ライブやワンマンは、この目線がいちばん生きる舞台です。初期を知っているあなたにだけ見える「立派になった」があります。新体制や新曲の初披露の日は、腕組みの角度がいつもより深くなります。公演ごとの違いは公演の種類の記事にまとめています。対バンで「この組は伸びる」と若手を見つけるのも、後方からの目利きとして真価を発揮します。