ライブが終わったあと、フロアの一角にテーブルが並び、メンバーが立ち、ファンが列を作る。これが特典会です。「ライブは見たいけれど特典会はよくわからない」という人のために、しくみと流れを書きます。先に言っておくと、行かなくてもまったく問題ありません。行くと決めたときに読んでください。
チェキ券というもの
特典会の基本は「チェキ」です。インスタントカメラでメンバーと一緒に写真を撮り、その場でもらいます。撮るには「チェキ券」が必要で、物販で買います。値段はグループによって違い、1 枚 1,000〜2,000 円のあいだが多いです。
チェキ券には、たいてい次のような種類があります。
- 1 枚券。写真 1 枚と、撮影前後の短い会話
- サイン付き。写真にメンバーがその場でサインを書く
- 複数枚まとめ買い。枚数に応じて会話時間が延びる、あるいは別の特典が付く
- 動画チェキ、2 ショットと集合の違い、など
CD を買うと特典会の券がもらえる方式のグループもあります。「CD 1 枚でチェキ 1 回」のような形です。どちらの方式かは物販の掲示か、グループの X の当日案内に書いてあります。
買う場所と、事前販売
チェキ券は当日の物販で現金で買うのが基本ですが、最近は LivePocket などで事前販売しているグループが増えました。事前に買っておくと、当日の物販列に並ばずに特典会の列へ直行できます。事前販売の有無は、公演のチケット販売ページと同じ場所に載っていることが多いです。
当日に買う場合、対バンでは目当てのグループの出番が終わる少し前から物販列が伸びます。出番の最後の曲で物販に向かう人がいるのはそのためです。
並び方
物販でチェキ券を買ったら、メンバーごとに列ができているので、話したいメンバーの列に並びます。グループによっては「全員と順番に撮る」形式や、レーン制(列がひとつで、順番が来たら好きなメンバーを指名)もあります。スタッフが案内するので、わからなければ聞けば教えてくれます。
列では、スタッフに券を渡してからメンバーの前に立ちます。写真を撮るのは、スタッフかメンバー自身です。ポーズはメンバーが「何にする?」と聞いてくることが多いので、決めていなければ「おまかせ」で大丈夫です。
話す時間
撮影のあと、短い会話の時間があります。1 枚券で 20〜30 秒程度が一般的で、まとめ買いすると延びます。時間になるとスタッフが「はい、ありがとうございました」と区切ります。これは感じの悪いものではなく、後ろに並んでいる人のための決まりです。
何を話せばいいかは、初めてなら「初めて来ました」「〇〇の曲が良かった」の二言で十分です。メンバーの側は初めての人に慣れています。名前を聞かれたら、次に来たとき覚えていてもらえるので、呼び名を答えておくといいです。
写真の扱い
もらったチェキは自分のものですが、SNS に上げるかどうかはグループのルールに従います。「チェキの SNS 投稿 OK」と明言しているグループもあれば、「メンバーの顔が写ったものは不可」のところもあります。物販の掲示に書いてあります。
特典会に行かないという選択
特典会はアイドルの活動を支える収入の大きな部分で、行けばグループの助けになります。でも、ライブだけを見て帰る人はたくさんいますし、それを咎める人はいません。私自身、初めて行ったグループの特典会は、2 回目か 3 回目に行くことが多いです。ライブを見て「また来たい」と思ってからでも遅くありません。