チケットを買って、日付も場所もわかっている。それでも初めての日は「着いてから何をするのか」がわからなくて落ち着きません。この記事は、ライブハウスの入口に立ったところから帰るところまでを、順番に書いたものです。会場によって細部は違いますが、骨組みは同じです。
開場(OPEN)と開演(START)の差
スケジュールには開場と開演の二つの時刻があります。開場は「入れる時刻」、開演は「始まる時刻」です。このサイトの掲載公演でいちばん多い差は 30 分で、次いで 20 分、60 分でした。
初めてなら、開場時刻の 10〜15 分前に会場の前に着くくらいで十分です。整理番号順に呼ばれて入場するので、早く着いても番号が後ろなら待つだけです。逆に開演ぎりぎりに着くと、入口でドリンク代の支払い列に並んで、最初の 1 曲を逃します。
入口でやること
入口では次の順で進みます。
- チケットの提示。電子チケットならスマホの画面、紙なら半券を渡す
- ドリンク代(600〜700 円)を現金で払い、ドリンクチケットを受け取る
- 荷物検査がある会場ではカバンの中を見せる(ペットボトルの持ち込み不可の会場が多い)
- 入場して、ロッカーがあれば荷物を預ける
ドリンクチケットはすぐ交換しなくてかまいません。私はたいてい、目当てのグループの出番が終わってから交換します。フロアに飲み物を持ち込んで揺れる中で持っているより、落ち着いてからのほうがいいからです。
荷物とロッカー
小さいライブハウスはフロアに荷物を置く場所がありません。ロッカーがある会場では 300〜500 円で預けられます。ロッカーの有無は会場によって違い、ない会場では壁際に荷物を置いたり、足元に置いたりします。荷物は最小限にして、貴重品は身につけておくのが基本です。
大きなカバンやキャリーケースは、そもそも預かってもらえないことがあります。遠征で荷物がある日は、駅のコインロッカーに入れてから来るのが無難です。
フロアでどこに立つか
入場したら、ステージに向かって好きなところに立ちます。前のほうは熱心なファンが集まり、曲に合わせて跳ねたり、振り付けをまねしたり、声を出したりします。後ろのほうや壁際は、腕を組んで静かに見ている人が多い場所です。
初めてなら、真ん中からやや後ろの壁際をすすめます。全体が見えて、周りの動きに巻き込まれず、出入りもしやすい位置です。「前で見たい」と思ったら次からで十分です。
対バンでは、目当てのグループの出番になると前のほうの顔ぶれが入れ替わります。前のグループのファンが下がり、次のグループのファンが前に出ます。この入れ替わりの流れに乗れば、自然に前に行けます。
撮影と声出し
ステージの撮影は、グループが「撮影 OK」と明言している場合に限って許されます。公演によっては「撮影可能タイム」が決まっていたり、特定の曲だけ可だったりします。何も言われていなければ撮らないのが基本です。
声出しやコール(曲の合間に入れる掛け声)は、グループごとに文化が違います。周りがやっていることをまねる程度にして、初回は無理に合わせなくてかまいません。誰も初回から完璧にはやっていません。
終演後の物販と特典会
ライブが終わると、フロアの一角や別室に物販ブースが出ます。ここで CD や「チェキ券」を買い、メンバーと写真を撮って少し話す「特典会」があります。これがアイドルの現場の大きな特徴で、ライブそのものより特典会が目的という人も多いです。
初めての人が特典会に行くかどうかは自由です。行かずに帰っても失礼ではありません。行ってみたいなら、特典会の記事に流れを書いています。
対バンの場合、目当てのグループの出番が終わればそのグループの特典会はすでに始まっていて、ライブの途中でフロアを抜けて物販に行く人もいます。「最後まで見なくていい」のは、対バンの気楽なところです。
帰り
特典会に行かないなら、終演後すぐに出られます。ドリンクチケットを使っていなければ、帰る前にバーカウンターで交換しましょう。持ち帰り不可の会場が多いので、その場で飲みます。
再入場は会場によって可・不可が分かれます。可のところでは、出るときに手にスタンプを押してもらいます。途中で食事に出たいときは、入場時に確認しておくと安心です。